Web拍手の1行メッセージでご感想など頂けると励みになります。


Counter: 783, today: 2, yesterday: 2

エクストラステージ2「終わりなき円舞曲」リプレイ

せっかくキャラが集まっているので二次創作が書きたくなって書きました。
ま、細かいことは抜きで。

「ティーゲル艦長、アークエンジェルをお譲り頂き恐縮しております。わたくしなどが勤まりますかどうか」

 艦長会議の席上、ディアナ・ソレルはまずゼノン・ティーゲルに挨拶した。1番艦アークエンジェルをディアナに譲り、2番艦ミネルバに移ったところである。

「女王陛下に仁義を切っていただくとは、長年戦ってきた甲斐があったというものです。ロートルですがひとつよろしくお引き回しを」

 ティーゲルはシリーズ初回作以来皆勤のオリジナルキャラで、アビリティ「歴戦の勇士」を持つ。

「では、艦長会議を始めましょう」

 ミネルバの副長ジャミルがふたりの関心を作戦に引き戻した。パイロットもこなせるが、もっぱら艦長か副長を務めてきていた。

「今回攻略するマップはエクストラステージ2、終わりなき円舞曲です。攻撃力最大のデビルガンダムJr.は73です。我が軍のハロは95、ほかに70台が5機参加しますので数値的には問題ありません」

「特殊能力はどうですか。先日のエクストラステージ1ではIフィールドに思わぬ苦戦をしましたが」

 アークエンジェルのシャア副長が何食わぬ顔で言った。そのときはシャアも敵方にいたのだが、あれは逆シャア版のシャアなので別人である。

「マップ兵器DG細胞とスレイブコントロールがありますので、接近はきわめて危険です。覚醒兵器も持っておりますので、遠距離から飛び込んで一撃で決める必要があります」

「師匠とデビルガンダム2体が同時出現ですが、デビルガンダムのみ移動力が低いことを利用できれば、先行する2体を食えますなあ」

 ティーゲルのつぶやきをよそに、シャアは嘆いた。

「御大将に続いて師匠とはな。暑苦しいステージで陛下には恐懼(きょうく)のきわみです」

「何ほどのことがございましょう。よしなに指揮を」

「勝利の栄光を陛下に」

 咳払いをして注意を引いたジャミルは説明を締めくくった。

「一部のユニットが空中マップに登場しますが、地上で待ち受けて倒せばよろしいでしょう。飛べないユニットは、ミネルバのフラガチームに4体とも集めました」

アークエンジェル艦長ディアナ・ソレル副長シャア・アズナブル
マスターハロラクス・クライン
ガンダムスローネアインラウ・ル・クルーゼプロヴィデンスガンダムキラ・ヤマト
ガンダムエクシアアナベル・ガトーダブルオーライザー(II)バルドフェルド
ターンXウッソ・エヴィンガンダムキュリオスユウ・カジマ
ゴッドガンダムガロード・ランマスターガンダムノリス・パッカード

 

ミネルバ艦長ゼノン・ティーゲル副長ジャミル・ニート
マスターインフィニットジャスティスガンダムマーク・ギルダー
ストライクフリーダムガンダムロラン・セアックガンダムレオパルド・デストロイムウ・ラ・フラガ
フォビドゥンガンダムソシエ・ハイムタイタニアララァ・スン
ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクシン・アスカフルアーマーZZガンダムラナロウ・シェイド
ガンダムデュナメスアスラン・ザラHi-νガンダムアムロ・レイ

「艦長、こんなところにいたんですか」

 キラはマリュー・ラミアスの仕事場を訪ねた。ビールの空き缶があっちにもこっちにも転がっている。

「仕事の後の一杯よ。それに今はアークエンジェルの整備担当。キラはアルコール大丈夫な設定年齢だっけ」

「遠慮します」

「不自由ねえ。じゃ手酌で失礼」

 マリューは缶ビールを煽った。

「艦長、お約束ですけどキャラが違いますよ」

「スパロボMXじゃ、電童のベガ副司令の声でエヴァンゲリオン発進の号令とか無茶振りがあったわねえ」

「これからも艦長は女王さまなんでしょうか」

「艦長の魅力値がでかいと経験値が多く入るのよね。どーせあたしは化粧っ気がない職業軍人ですよ。胸揺れカットインを一回見たら用済みですよ。いまさら短すぎるズボンはいて空飛ぶ気にもなれないけど。でも仕事があるだけまし。ネーナ・トリニティなんて爆熱ゴッドフィンガーの声を聞いたらもうお役御免でレベル1のままだもんね」

 キラが黙っているので、マリューは続けた。

「そういえば知ってる? ネクストジェネレーションで、放映2000回スペシャルの人がいるんでしょ。サ○エさんのレギュラーやってる先輩とかだったら挨拶してこないと」

「それ、2000回でスペシャルな人で、40年間同じ役な人じゃないですよ」


「はあっ……」

 いきなり身を起こしたラクス・クラインは、額に寝汗を浮かべていた。

「どうされました?」

 ミーア・キャンベルはラクスの顔をのぞきこんだ。

「短すぎるズボンをはいて、緑色の軍服で空を飛ぶ夢を見ていました」

「もうすこし、寝ていらっしゃいまし。整備はピンクちゃんとあたしで」

 ラクスのピンクハロは、マリューがスカウトされるまでアークエンジェルの整備担当だった。アビリティ持ちで腕も確かである。

「ライブザクウォーリア、運用停止で残念だったわね」

「今はゲストで満足です。覚醒兵器はこれからまだまだ大事になって行きますから、また出番がありますし」

「そうね。今度も責任が重い」

 ラストに想定される3体同時攻撃は、ハロがチャンスステップで2回攻撃できることが重要な条件だった。絶対に外すわけには行かない。


「微速前進して艦をミネルバに寄せろ。距離を詰め切れなくてもかまわない」

 シャア副長は、バサロフ操舵手に告げた。寄って来るサーペントを、まず戦艦のミサイルで撃墜する。

「ミネルバより入電。ララァのタイタニアが出ます」

「撃ち方やめ」

 ジュナス・リアム通信手の声に、シャアは口元を緩めた。最近ストックから復帰したタイタニアはまだレベルが低く、攻撃力が50にも達しない。序盤で稼ごうというのだ。

 タイタニアを中心とするフラガチームが最初のウォーズブレイク対象、五飛のガンダムナタクを丸裸にした。

「ラクス・クライン、ハロ、参ります」

 ハロはアークエンジェルを力強くピコピコと発艦して行った。

「こんなことを、俺は絶対に認めん」

 ハロ・タックルの直撃を受けたガンダムナタクは、捨て台詞を残して瓦解した。

「フィルとポゥを中心とするウォドム部隊、母艦後方に出現」

「マップ兵器が来ます。衝撃に備えなさい」

 2発程度のマップ兵器で沈む両戦艦ではない。だが、次のウォーズブレイクに関係ないウォドムを排除すべく、クルーゼチームがアークエンジェルから、ロランチームがミネルバからスクランブルした。いや……ロランは出る必要がなかった。

「3機撃墜、これより帰投する」

 ガンダムデュナメスのアスランは短く言い送った。多弾ミサイルで3機のウォドムを一掃したアスランは、最後のチャンスステップで帰還したのだ。

 マップ兵器が飛び交ったが、次ターン初めには戦艦の修理はほとんど終わる。実害はないのだ。取って返したハロが2機の強化型ウォドムを撃破した。

「正面後方、御大将以下、機影22」

「ギム・ギンガナム、引きなさい。わたくしがガンダムです」

「楽しい御方になられた、女王ディアナよ。小生はうれしく思う。ただひとつの心残りは……」

 ギンガナムのターンXは大きく腕を振った。

「ゴッドガンダムの乗り心地を試せぬこと。せめて自ら壊してくれようぞ」

「アークエンジェル、十分に引き付けてお撃ちなさい。当てれば良い。現在位置にて砲雷撃合戦準備」

「艦長、私の仕事がございません」

 シャアは冷笑した。


 1チームずつが戦艦近くに布陣し、支援しあいながら攻撃して、次のターン初めには戦艦に戻る。これを繰り返すと安全だし、戦艦の火力をぎりぎりまで引き出せた。

 接近するターンX。

「ロラン、まず仕掛けろ。削りきるんじゃないぞ」

 ティーゲルの指示で、ストライクフリーダムガンダムを駆るロランが御大将に挑戦する。武器は覚醒兵器、スーパードラグーン。

「あなたを見過ごすわけには行かないんですよ」

「ふふふふ。存分に戦わせてもらうぞ」

 続いてソシエ・ハイムが削る。

「馬鹿にしないでよ!」

 そしてマーク・ギルダーのインフィニットジャスティスガンダムが飛び立った。

「戦いの厳しさってのを教えてやるよ」

「おのぉぉれぇぇぇ」

 ターンXは爆散した。そしてウォーズブレイク。フロスト兄弟とバトゥーリア。

「位置が後方で近い。良い作戦だ……陛下」

「機動任せます。よしなに」

 シャア・アズナブルは獅子吼(ししく)した。

「アークエンジェル最大戦速、前方の残敵を戡定(かんてい)ののち回頭する。全艦載機出撃、本艦の進路を啓開(けいかい)せよ」


「引いてください。これ以上の戦闘は望みません」

 メリーベルのバンデットはハロのビット攻撃を耐え抜いた。キラのプロヴィデンスガンダムが追いすがって仕留める。ミサイル搭載機が総出で、前方に残っていた五飛とギンガナムの手勢をほぼ一掃した。

 だがすぐにオルバ勢が降下して来た。アークエンジェルの真後ろに来るのは小型モビルスーツ群。これなら沈みはしない。

「弾幕薄いぞ! ここで沈んだらブライト艦長の中の人に顔向けできんぞ」

 ティーゲルの罵声で、ミネルバの対空機銃がうなる。

「よろしい。アークエンジェル、回頭180度。あの、シャアどの」

「なんなりと」

「やはり胸が揺れないと、みなの士気に障るものでしょうか」

「陛下がお気になさることではございません。それより、急いでハロを呼び戻します」

 シャアの見上げるスクリーンには、最後のウォーズブレイク対象、フロスト兄弟の降下する姿があった。


「ええい、堅い!」

 クルーゼのビームサーベルでは防御力41のバリエントを撃破できない。ターンXとゴッドガンダムが協力してやっと倒せる始末だった。ガトーのガンダムエクシアがTRANS-AMを起動する。次のターンは能力半減だが、このターンは能力が上がる。倒せるだけの敵を倒し、そのまま敵のいない方向に逃げた。

 雑多なチームの動ける機体がフロスト兄弟のいる中央に集まり、次ターンにハロを支援できる体制をとった。マスターガンダムがHPを半減させながら兄弟の連携攻撃をしのぐ。そして次ターン、ハロのドリルは兄弟を次々に爆砕した。

 そして出現するデビルガンダム一味。

「挟撃されましたな。バトゥーリアはたぶん次ターンに降りてくると思いますが、まだ上空です」

 考えあぐねるディアナとシャアに、ラクスから通信が入った。

「バトゥーリア降下地点のすぐ前に、ハロを待ち伏せさせます。次ターンまでに降下がなければ、アークエンジェルは再回頭してデビルガンダム配下に対処を」

「それでは初撃を食らってしまいます」

「わたくしとハロはマスターユニットです」

「ご覚悟の程、承知しました。選抜隊を同行させます」

「ご指示のままに」


 バトゥーリアは降下してきた。荷電子砲を浴びたのはHi-νガンダムだったがIフィールドがはじく。フルアーマーZZ、ガンダムキュリオスの4体による攻撃にアークエンジェルの援護が加わる。

「戦争のない時代を創る……そのためにわたくしは……」

 そして無数のハロ・ビットが天空を舞った。54792ダメージ。33600HPを削りきった。

「ようし、ミネルバ再回頭だ。目に物見せてやれ」

 ティーゲルのだみ声が響いた。

「先行する敵マスターガンダム、スレッジハンマーミサイルの射程内」

「まかせます」

「撃てえ」

 シャアが叫んだ。だが……601hit? ほとんど利いていない。

「ギルダーさん、出すぎです」

「お嬢様、すみません。俺だってマスターユニットのつもりですんでね。お目こぼしを」

 マーク・ギルダーのインフィニットジャスティスガンダムは、マスターガンダムに突っかかっていった。特別な武器はない。あるのは高い基本性能と、一振りの剣。14518hit。

「うぬぅ……」

 マスターガンダムは倒れた。しかしすでに、両端のデビルガンダムJr.が動き始めている。

「ラインを下げろ。ラインで敵を削るぞ」

 シャアが戦艦近くまでモビルスーツを下がらせた。先頭を切ってくるデスバーディ群をまずモビルスーツで防ぐ。

 フルアーマーZZが好位置を占めてハイメガキャノンを撃ったミネルバ組に比べ、アークエンジェル組は苦戦に見えた。たまたまハイパーモードに入ったゴッドガンダムが石破天驚拳を撃ち、それがデビルガンダムJr.にヒットするまでは。ハロが好機を生かすべく飛び出した。だが……削りきれない。

「よし……避けた!」

 敵の反撃を回避して、必殺のドリルを叩き込む。これでやっと1体。

 もう1体は、7機の波状攻撃により沈んだのだった。

「よし。デビルガンダムをひん剥いたぞ。行けハロ」

 ティーゲルが興奮して叫んだ。

「行きます!」

 ハロが踊りこむが、削りきれない。

「礼を言いますぜ!」

 最後の一撃は、マーク・ギルダーのものだった。


「まだ少しこの戦力では、危うさが残りますね」

「攻撃力80を超えるのが結局マスター2機だけで終わりました。もう少し機体を鍛えないと楽はさせていただけないのでしょうね」

 ディアナとシャアが戦いを振り返っている間にも、弛緩(しかん)がブリッジを支配していた。基地のネーナ・トリニティから通信が入った。

「ねえねえ勝った? おめでとー。あたしとステラとルナマリアで戦闘糧食用意したから、早く食べに帰ってきて」

「それはまた……一分の妥協もない男料理になるのではないか」

「あっためただけ」

 ネーナはきっぱりと言った。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2017-08-31 (木) 04:44:43 (1186d)