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Master of Orion (NGD版、Steam):はじめに

 このページはNGD Studioが開発を担当し、Wargaming社の1部門であるWG Labsが発売する'Master of Orion: Conquer the Stars(マスターオブオリオン)'について書いています。Steamを通じてプレイできます。

 いろいろな事情で、このゲームのテキスト形式の情報はほとんどありません。旧作のMaster of Orion1~3のうち2の評価がいまだに高く、検索の邪魔にもなりますし、相当数のプレイヤーがあの手この手でWargamingとNGDを説得してMoO2の完全リメイクをさせようとしており、そのためなら現行タイトルなど不評の波状攻撃に沈めても良いと考えているようにすら思えます。なにより、このゲームのコア層は日本語版などなかった時期からのファンであり、かつ少数の筋金入りの「この手の帝国経営ゲーム好き」なので、潜在的な書き手も読み手も相当に少数だろうと思います。

 そういうわけで、このサイトでもどうせ初心者の参入などほとんど期待できないという暗黙の想定の下、そのときそのときの新要素を中心に語っていきたいと思います。

 私は「普通・自分含め6種族…」という初期設定でほとんどプレイしています。あまりマゾいプレイは好きではありません。戦闘は面倒なのですべてオートです。高難易度を抜けるのは建造のカスタマイズと戦術の妙が必要らしいですがそれはあまり出てきません。

 それから、私は英語版でプレイしています。日本語版の訳は部分的におかしいのですが、マニュアルが日本語化されていないということは、いつ部分的にこっそり表現が修正されても気づくチャンスがほとんどないということです。気が向いたら翻訳のわかりにくいいくつかの個所を解説したいと思います。

魔物に驚かされた! マスターオブオリオン 日本語訳を巡って

別ページとしました。比較的初心者向けの「戦い方」に関する記事もこちらに置きます。

時事・個別トピック

経済勝利

 英文版マニュアルにも「経済勝利」のことはほとんど書かれていません。公式フォーラムに開発陣が書き込んだものがいちばん詳しいようです。

 プレイヤーの誰かがPlanetary stock exchangeを開発し、建築しなければなりません。これは全惑星の最大人口が+5されるAdvanced City Planningとの二択であり、外交(diplomatic)勝利をめざすかどうかで事実上の分岐となっています。いろいろな勝利条件があるのは、マルチプレイヤーゲームで勢力が拮抗し、外交勝利を誰も得られないとき物を言うように思います。

 Planetary stock exchangeが銀河のどこかに建ってからあと、多分ある程度ランダムな期間を置いてInterstellar Stock Exchangeが設立されます。例えば外交勝利の舞台となる銀河評議会(Garactic Council)は、全プレイヤーが互いの存在を知ってから25ターン後を目処に設立されるとマニュアルにあります。同様のルールがあるのでしょう。

 帝国(Empire)のタブ左下に「invest」ができるのでここからGMFに出資します。初期値の5人ゲームでは、GMF出資株の42%以上、銀河GDPの42%以上を両方10ターン維持すると経済勝利します。GMF出資株は「invest」で出てくる画面「SELL」「BUY」ボタンの上に数値を先に入れて「BUY」。「株価」は横に出ています。IMFSDRをイメージしているのでしょうね。とにかく自分と他人が買った株合計の42%を押さえればよいのです。

 銀河GDPは生産額(毎年の「収入」表示は施設維持費が引かれたものであることに注意)、人口、研究や食料でなく生産に携わる人口、建造物(建築コスト)が影響します。実感としては人口比と大差はありません。ということは、銀河人口の67%を押さえて外交勝利するより、早く勝利できる見込みがあるということです。実際にはPlanetary stock exchangeの登場も相当後になるので、それほど早くもないのですが。

外交勝利とその他の勝利

 外交勝利は実際には自分で人口の2/3を獲得し、優勢勝ちするのが普通だと思います。銀河評議会は「経済勝利」で述べたように、全プレイヤーが互いの存在を知ってから25ターン後を目処に設立され、以後「Official Wiki」によると30ターンおきに開催されます。ぴったり30ターンとは限らないようですが。

 科学勝利の条件となる技術開発(と建物の建造)は、私のプレイではいつも外交勝利の時点では実現できていません。これも「経済勝利」に書いたように人間プレイヤーがけん制し合うマルチプレイ用でしょう。

 どこにも書かれていませんが、私の経験上、敵が1勢力だけになるともう銀河評議会は開かれません。すべての敵を滅ぼす征服勝利の条件を満たすか、経済勝利などを目指す必要があります。

 自分またはCPU勢力の艦隊やMilitary Outpostにひとつの勢力が封じ込められ、「全プレイヤーが互いの存在を知る」条件がいつまでたっても満たされないことがあります。この勢力が滅ぶとたちまち条件は満たされ、すぐに銀河評議会が設置されることがあります。

2016/11/2(V51.2)の変更(1) 汚染

 Pollution Cleanup projectを「生産」して一気に汚染を一掃することができなくなりました。また人口そのものも汚染源に加わり、汚染度に応じ食糧生産が減るようになりました。 

 従来は気候はテラフォーミングで何とでもなり、汚染はしかるべき建築物でかなり抑制できたので、Rich/Ultra Richの巨大惑星が軒並み打ち出の小づちと化しました。建築物と人口増の掛け合わせでこうした巨大コンビナート惑星をつくるときついペナルティを食らうことになり、逆に従来またいで通られた、最大人口が5だったり7だったりする惑星は、この規制の影響をあまり受けないということになります。RadiatedやVolcanicなら汚染の制限が緩いのでなおさらです。また逆に、巨大なだけでmineralがvery poorな惑星も、気候が良いなら多くの人口を支え、中規模の生産拠点としてバカにできないことになります。

 単一惑星の生産力にタガがはまった結果、大型艦を短期間に建造できる惑星は限られ、あちこちで小型艦を建造してわずかな大型艦とともに艦隊を構成することになります。これはたぶん、艦隊好きのプレイヤーを喜ばせる変化です。

 汚染対策技術の最後に出てくるCore Waste Dumpの性能は、それまでの全技術積算が15なのに対して100と圧倒的で、これが完成した惑星は従来通りの工業惑星に変貌します。そうなる少し前にTitanが建造可能になっていると思いますが、Core Waste Dumpが出てくるまで作る気にはなれないでしょう。

2016/11/2(V51.2)の変更(2) 重力

 PsilonとBulrathiは通常重力にも25%の悪影響を受けるようになりました。一般種族は低重力世界で25%、Bulrathiは50%のペナルティです。高重力世界はBulrathi以外に50%の負荷を与えます。ただしSilicoidは一切のペナルティを受けません。

 特にPsilonには不利な修正であるため、v51.2 Patch Notesによると銀河創生時に若干低重力世界ができやすくしたようです。またPsilonの研究ボーナスが25%から50%に引き上げられました。

2016/11/2(V51.2)の変更(3) MODがどうとか

 公式にサポートするとか v51.2 Patch Notesに書いてありますが、どうやら「プレイ中のMODをアップロードできる機能とSteamでのアップロード場所(ワークショップ)をつくる」という意味で、MODエディタはサードパーティが提供しているようです。自己責任の世界で、再インストールに追い込まれたとか言うコメントも見つかります。

v51.2の影響(2016/11/8)

 Silicoidが非常に有利になるのではないかと思いましたが、人口増加率の低さから思うように利点を生かせません。ただ初めて気づきましたが、Silicoidの本星には「人口が6未満になると比較的早く6まで戻る」主人公補正のようなものがかかっているようで、これによって植民惑星の数だけは比較的劣らずにそろえることができます。

 全体に、CPUが新たなルールで「汚染にかまわず無理な生産をする」ことを封じられ、艦隊拡大に苦しんでいる様子です。

 どの種族でも本星の隣にそれなりの植民候補が用意されていますが、Psilonの近隣にある低重力の植民候補は何度やってもTinyかvery poorかどちらかです。「技術でそこを補うのがPsilonだろう」というデザイナーの作意なのでしょうが、ランダムに引いた初期配置で事故ってじり貧になる確率は他種族よりも高い印象です。

New Revenge of Antares DLC Magnifies the Universe of Master of Orion (2016/11/18)

 “Revenge of Antares" DLCが12/1より提供されます。Trilarian、Gnolam、Elerian、Antaranがゲームに登場するようになり、DLCを$9.99で購入するとAntaran以外の3種族をプレイヤーも選べるようになります。

5X - the ultimate balance mod

 ワークショップに上がっている「5X - the ultimate balance mod」、しのぐさんも取り上げていたのでやってみました。

 まず、カスタム種族でゲーム登場種族を再現すると極端な凸凹(有利不利)があるという問題が、カスタム種族のポイントシステムに合わせて全種族リバランスされました。例えばPsilonはNormal Gravityの種族になっています。

 Anomalyが頻発するようになり、全般に気前良くなりました。Forumに出てきた作成者本人の言では、ゲームが進むとAnomalyが出現しなくなることはmodsで修正できる範囲を越えていてどうしようもなかったようです。

 貿易協定を全種族と結べるころからしばらく、経済発展が交易額も上げてウハウハな時期が来て、やがてそのひとつひとつと戦争していくと(敵勢力は全体として細るので、ますます)金欠な時期が来ます。Space portに人口当たり+1BCという効果が追加されて、人口の多い惑星から中盤に相当な収入が入るようになりました。

 Core Waste Dumpをuncreativeな種族が取り逃がすかもしれない問題が、必ず取れるように修正されました。いくつかの設備の汚染処理能力が上がったり、新たについたりしました。

 惑星とワープポイントの攻撃力が強化されてますます宇宙塹壕戦になりました。とくに orbital batteriesが凶悪になったように感じます。攻撃艦隊ががりがりと削られます。

 全体にだるい箇所が修正されて良調整です。まあしかし、経済勝利でいいやという私みたいなヌルゲーマーには、ゲーム終盤に加えられた気合いの入った修正は結局見ずじまいになるわけですが。

V54.6(12/2 記事12/7)

 ジージェネから帰ってまいりました。アンタレスなど4種族とGovernor/Leaderが導入されたわけですが、旧版からのセーブデータは引き継げず、旧版をv51.3としてダウングレード可能にするということです。また新版に対応しないmodsは使用をやめてくれということで、まあなんというか微妙な雰囲気が漂っておりますね。5X modはv2.0以降で新版に対応を済ませています。

 プレイしてみたところ、リーダーのレベルアップ時にハングアップしました。5Xをdeactivateして最初からやり直しても同様の現象が起きました。しばらくbugfixを待つことにします。

  • Instructions to revert Master of Orion to the previous version

http://steamcommunity.com/app/298050/discussions/0/224446340335848043/

V54.7(12/9)

 上記の件、実はバグではありませんでした。2つのレベルアップのうちどちらを選びますかという選択を待っていたのです。新たにラジオボタンがついて選択っぽい外観を強調したとのこと。お手数掛けます。

Antaran Victoryとそれ以外の勝利(12/11)

 ゲームを始めるとき、銀河の大きさや相手種族数を選ぶところで右下の「Show Advanced Setting」を選び、スクロールバーをスライドさせて、一番下に隠れている「Victory Types:Antaran」のチェックを外すと、少数種族やリーダーは出て来るがAntaranは襲ってこない、だいたい今まで通りのMoOを遊べます。

 確認が十分ではありませんが、Antaranありでプレイした場合、巡洋艦は作れるが戦艦は作れないあたりで技術開発が終了してしまいます。スタッフのフォーラムの書き込みを見ると、Antaranはプレイヤーがすでに開発している技術の範囲で[ただし実体験によると、船のサイズは大きいもの混じりで]武装してきますから、こちらの技術開発が進むことが有利とも言えないのです。

 どうやら、「Antaranを最低1回撃退→各地の小惑星帯に点在するAntaran Ruinにラボを立て、Antaran Portalを開発→任意の惑星に設置→そこからなだれ込んで倒す」という流れのようです。

 したがって、Antaran Victoryを目指す場合、経済勝利や科学勝利は対応するresearchが選ぶことすらできず不可能ということになります。

 このへんをどこにも書かずに有無を言わさずルール変更をかけてくるところが、どうにもです。

情報源

 'Official'とうたっているのは、Gamepediaを運営するCurse社がWargaming社に仁義を切っているということでしょう。日本の攻略サイトの感覚からするとヌルイ情報しかありませんね。

 arbysee氏による戦略ガイド。カスタム種族の解説に足を突っ込み過ぎている気はします。

 ソフト開発・マーケティング支援が本業のGreenlit Content社が運営するMoOのニュースや攻略記事が並んだサイト。


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Last-modified: 2017-08-31 (木) 04:32:15 (1157d)